ISJについて
日本国際保険学校〔The Insurance School (Non-Life) of Japan〕(ISJ)は、国連貿易開発会議(UNCTAD)の勧告および東アジア保険会議(EAIC)の要請に基づき、東アジア各地域の損害保険関係者を対象に、毎年損害保険の教育研修を行う制度です。日本損害保険協会と当研究所の共催事業として1972年度から実施しており、日本で開催する「一般コース」、「上級コース」と、アジア各国に講師を派遣する「海外セミナー」があります。
そして2022年、ISJは50周年を迎えました。
1972年から実施している「一般コース」は、実務担当者を対象として、毎年秋に2週間の日程で東京において開催しています。2022年度までの参加者総数は1,601名です。2020年度は、新型コロナウィルス感染症の世界的流行により渡航が制限されたことから、中止となりましたが、2021・2022年度はそれぞれ11月にオンライン形式で実施しました。
また、2022年度一般コースにおいては、ISJ50周年を記念し、ISJ卒業生より基調講演いただきました。
上級コースは毎年春に2週間の日程で東京にて開催しています。「一般コース」に比べ、経営戦略等を中心により専門性の高いテーマについて講師、参加者双方がプレゼンテーションと討議を行うワークショップを中心にして運営しています。2022年度までの参加者総数は653名です。
1993年には東アジア地域に出向いて開催する「ISJ海外セミナー」を開始しました。毎年1、2地域に日本から講師を派遣し、現地損保業界の要望を踏まえた解決すべき課題をテーマとして取り上げ、各回100名程度の参加者を対象にセミナーを開催しています。2021年度までの参加者総数は5,960名となりました。
2021年度は、新型コロナウィルス感染症の世界的流行により渡航が制限されたことから、オンライン(オンデマンド形式)で、インドネシアの保険業界関係者を対象に以下の内容で開催しました。
● 適正な募集・販売
● 適正な保険金支払
● 不正請求・情報交換システム
● 自賠責制度/適正な料率
● 大規模自然災害対応
● 統合リスク管理(ERM)
● リスクとソルベンシーの自己評価(ORSA)