最新！DX時代の個人データ保護規則の動向と損害保険業界への影響 ～デジタル保護主義の台頭から生成AIをめぐる動きまで～

　今日、さまざまな産業分野でDX（デジタル・トランスフォーメーション）による業務改革およびビジネスモデルの変革が広がっています。保険業界に目を向けますと、保険会社を中心にデータを重要な経営資源として認識し、自社の存在意義の再認識・保険の定義の見直し、既存ビジネスの生産性向上、新たな顧客価値創造等に向けた取組を推進しています。最近ではChat GPTの登場など、生成AIの利活用も急速に進んでいます。
その一方で、国内外では、各地域で個人情報・プライバシーに対する保護規制、いわゆる「デジタル保護主義」を強化する動きが相次いでいます。歴史的背景からデータに関する各地域の規制内容は異なり、また、目まぐるしく変化し続けており、そのキャッチアップ等の苦労は増えるばかりです。

【講義項目】

１．個人データ保護規制の現状
(1) 個人情報とその利活用
(2) 守らなければならない「個人情報」とは
２．主要国の個人情報保護法制の概要（デジタル保護主義の台頭）
(1) グローバル・データ・コンプライアンスで典型的に問題になること
(2) 欧州における個人情報保護法制の概要
(3) 米国における個人情報保護法制の概要
(4) その他海外における個人情報保護法制の概要
３．生成AIを含むAI関連規則の最新動向
４．保険業界への影響
５．まとめ
６．質疑応答