tk180312

「保険会社における国際会計基準」

開講日:2018/03/12 18:00~20:00

講 師:

三井住友海上火災保険株式会社 執行役員 経理部長
羽田 宏之 氏

三井住友海上火災保険株式会社 経理部次長 
中山 振一郎 氏

申込締切日:3月9日(金)

¥7,390(税込)

 日本では2010年3月期から国際会計基準(IFRS)の任意適用が認められ、政府による後押しもあり現時点において160社を超える会社が適用または適用を決定していますが、保険業を営む会社の適用はありません。最大の理由は、これまで「保険契約」に関する包括的な基準が存在していなかったことにあると考えられます。

 2017年5月に約20年の議論を経て国際会計基準審議会からIFRS第17号「保険契約」が公表されたことにより、この状況が変わろうとしています。欧州をはじめとするIFRSの適用が要求されている国々に所在する保険会社は2021年度から新基準の適用が強制されることとなります。この結果、保険会社の財務諸表の透明性が高まるとともに、異なる地域にある保険会社間の比較可能性が大きく向上することが期待されます

 また、保険会社の資産の大部分を占める金融商品については新たにIFRS第9号「金融商品」が適用されます。この新基準は、金融商品の分類・測定や減損についてこれまで方法を大きく変えるものとなります。

 このような状況を踏まえ、本講座では長年にわたりIFRSの動向をフォローしてきた講師に新たに公表された「保険契約」にかかる基準および、「金融商品」にかかる基準について概説いただきます。本講座の受講により、IFRSの導入が損害保険会社の経営に与える影響と保険会社の資産・負債がどのように変わるのか、について理解が深まります。

【お申込みについて】
研修窓口でおとりまとめをしていらっしゃる場合は、貴社社内掲示板(教育・研修関連)等をご確認の上、貴社のお申込み方法に従ってください。

会場
損保会館 会議室

住  所: 東京都千代田区神田淡路町2-9

最寄り駅: JR 御茶ノ水駅 聖橋口 徒歩5分
       東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅 B2出口 徒歩5分
       東京メトロ丸の内線 淡路町駅 A5出口 徒歩5分
       都営新宿線 小川町駅 A5出口 徒歩5分

*正面玄関のシャッターが下りた後(18:30以降)は右手奥の通用門をご利用下さい。
  損保会館に入館の際は、社員証または本募集要項をご提示下さい。

講演中の録音、録画は固くお断りいたします。

講義項目

1.国際会計基準(IFRS)の導入が損害保険会社の経営に与える影響

2.IFRSの解説
(1)IFRSの概要
(2)IFRS第17号「保険契約」の概要
  ①ビルディング・ブロック・アプローチ(一般モデル)
  ②保険料配分アプローチ
  ③変動手数料アプローチ
(3)IFRS第9号「金融商品」の概要
  ①分類および測定
  ②減損

 

講師紹介

羽田 宏之 氏
三井住友海上火災保険株式会社 執行役員 経理部長

  略歴 
    1985年 大正海上火災保険株式会社(現 三井住友海上火災保険株式会社)入社
    2010年 MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社 経理部長
    2016年 MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社 執行役員 経理部長
    2017年 現職に就任

中山 振一郎 氏 
三井住友海上火災保険株式会社 経理部次長 兼 企画調査チーム長

  略歴 
    1996年 三井海上火災保険株式会社(現 三井住友海上火災保険株式会社)入社
    2016年 三井住友海上火災保険株式会社 経理部企画調査チーム長
    2017年 現職に就任

 

   

追加情報

【キャンセルについて】

・お申し込み後の取消については、開講日の前日までに損保総研へご連絡下さい。当日のご欠席はキャンセル料として受講料の全額をご請求申し上げます。

・講演中の録音、録画は固くお断りいたします。

価格
¥7,390(税込)