SH8101

損害保険研究 第81巻第1号

(税込・送料無料)

損害保険事業総合研究所

2019年5月発刊

¥1,650(税込)

損保総研では、研究者と実務家の執筆による損害保険とその関連分野に関する研究・調査発表の専門誌として、本誌を年4回(5月、8月、11月、2月)発行しています。本誌は、本邦唯一の損害保険に関する理論および実務の専門誌であり、学術的にも高い評価をいただいております。

概要

<研究論文>

賠償責任保険普通保険約款の課題

長崎県立大学経営学部教授 鴻上 喜芳 氏

目次

1.はじめに

2.先行研究

3.CGL約款の検証

4.日本の普通保険約款の課題

5.むすび

 

モンゴルと日本における損害保険業の規制緩和比較

武蔵大学経済学部教授 茶野 努 氏

武蔵大学大学院経済学研究科博士前期課程 ツェレンダグワ・ツァツラル 氏

目次

1.はじめに

2.90年代以降の規制緩和の流れ

3.市場構造・競争の変化

4.効率性分析

5.おわりに

 

責任保険における被保険者等の協力義務について

岩手大学准教授 深澤 泰弘 氏

目次

1.はじめに

2.アメリカ法

3.日本法

4.検討

5.結びに代えて

 

<研究ノート>

“Arguments”の作者は誰か―17世紀イングランドにおける近代保険生成の一齣―

元安田火災海上保険 永井 治郎 氏

目次

はじめに

第1章 バーボンの著作アンケートの概要と個人の基本的属性

第2章 Arguments の概要

第3章 Arguments の作者は誰か

第3章 Arguments の作者=バーボン

おわりに

 

<講演録>

保険事業における連続的・非連続的価値創造の動き

一般社団法人日本損害保険協会シニア・フェロー 栗山 泰史 氏

目次

はじめに

1.保険制度の歴史的変化

2.保険の原理・原則

3.非連続的価値創造の動き

4.インシュアテックの動向

おわりに

 

<講演録>

経済価値ベース時代の経営と不確実性への挑戦

有限責任監査法人トーマツ ディレクター 後藤 茂之 氏

目次

1.はじめに

2.経営環境のパラダイムシフト

3.経済価値ベース時代の経営管理

4.リスクと不確実性の峻別、ERMの視点

5.不確実性への挑戦:今後のERM経営

 

<自著紹介>

“Risiko als Vertragsgegenstand – Die Reform der vorvertraglichen Anzeigepflicht im Japanischen Versicherungsvertragsrecht – ”について

ドイツ弁護士 ケックサル・ザーヒン 氏

序文 同志社大学大学院司法研究科教授 山下 友信 氏

目次

1.はじめに

2.ドイツ法上の告知義務の概要と告知書のテキスト方式

3.告知義務違反と因果関係ルール変更の必要性

4.重過失による告知義務違反と保険金の割合的支払

 

<損害保険判例研究報告>

任意自動車保険の車両損害保険条項に基づき保険金を支払った損害保険会社が代位取得する損害賠償請求権の範囲

愛知学院大学法学部教授 山野 嘉朗 氏

インターネット経由で締結した自動車保険契約を「アフロス」契約であり無効とした事例

弁護士・損害保険ジャパン日本興亜株式会社 杉田 義明 氏

<損保総研事業活動の報告>

2018年度 下期調査・研究報告書

「諸外国におけるインシュアテックの動向」

損保総研 研究部

損保総研レポート第126号 (2018年11月発行)

「都市のレジリエンス強化に向けた保険会社と都市政府の連携」

杉浦 友 主任研究員

「サイレント・サイバーリスクを巡る動向 -米国・イギリスを中心に-」

金 奈穂 主任研究員

サイズ:A5判

価格
¥1,650(税込)
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