諸外国の保険業におけるインターネットやモバイル端末の活用状況について
(公財)損害保険事業総合研究所
研究部
2015年9月発刊
公益財団法人 損害保険事業総合研究所(理事長 遠藤 寛)では、このたび、調査報告書「諸外国の保険業におけるインターネットやモバイル端末の活用状況について」を発刊しました。
インターネットや携帯電話の普及により、これらを利用して商品やサービスを購入する機会が増えるなど、消費者の行動が大きく変化しています。また、タブレットPCやスマートフォンなどのモバイル端末が保険会社の保険募集や保険金支払においても活用され、業務の効率性や正確性の向上に貢献しています。さらに、ビッグデータの活用や、あらゆる物体(モノ)にセンサーや通信機能を持たせ、インターネットに接続するモノのインターネット(Internet of Things: IoT)、シェアリングエコノミー(共有型経済)の進展など、保険業界を取り巻く環境は大きく変化することが想定されます。
本調査は、このような状況を踏まえ、諸外国におけるインターネットやモバイル端末等を利用した損害保険募集および損害調査の実態、ならびに新たな技術の導入状況などに関する調査を実施しました。技術の進化や消費者行動の変化が損害保険業界にどのような影響を与え、そのためにどのような対応や準備を行うかの参考となるよう、欧米主要国である米国、イギリス、ドイツを中心として、スウェーデン、オランダ、中国、インドおよび韓国における特徴的な事例も含め紹介しています。
はじめに
調査結果の概要(主要項目別の各国比較一覧)
第Ⅰ章 調査概要
1. 調査の趣旨
2. 調査の対象
3. 調査結果の概要
第Ⅱ章 米国※
第Ⅲ章 イギリス※
第Ⅳ章 ドイツ※
※第Ⅱ章〜第Ⅳ章共通項目
1. 損害保険市場
2. 保険販売におけるインターネットやモバイル端末の活用
3. 損害調査時におけるインターネットやモバイル端末の活用
4. まとめ
第Ⅴ章 その他の国
1. スウェーデンの個人識別番号の保険業務での利用とカーバス(CABAS)
2. オランダの保険業務におけるデジタル対応
3. インドのオンライン保険販売
4. 中国のオンライン保険販売
5. 韓国の保険スーパーマーケット
参考文献
サイズ:A4
ページ数:190