TK241030

激甚化する複合災害と建物・まちの対策

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開講日:2024年10月30日(水)18:00~19:00(講義終了後、質疑応答有り。最長19:30まで)

講 師:

工学院大学建築学部まちづくり学科
教授 工学博士
久田 嘉章 氏

申込締切日:10月23日(水)

¥6,600(税込)

従来の自然災害への建物・まちの対策は、主に地震動と火災から命を守ることが中心でした。現在では耐震・耐火対策は大いに進展し、命を守るだけでなく、早期の復旧から地震後の事業や生活の継続も可能になっています。一方、2024年能登半島地震などの大震災では、強震動、大津波、延焼火災、液状化など様々な災害が複合化します。また近年の異常気象により、洪水や内水氾濫などの水害、がけ崩れや土石流などの土砂災害が頻発しています。従って今後の建物・まちでは、従来の堤防・ダムなどの土木的対策などに頼るだけではなく、自助・共助による耐水や耐土砂災害など複合災害への対策が求められています。

この講義では、地震工学・複合災害防災を専門とする工学院大学の久田先生をお招きして、過去の自然災害による建物やまちの被害と対策を振り返り、今後想定される震災や大規模水害や土砂災害など様々な複合災害に備えた建物・まちの対策を解説いただき、損保業界の関わりを考察します。保険業界をはじめ、多くの方のご参加をお待ちしています。

講義項目

1.過去の震災と建物・まちの対策の進展
(1) 過去の震災から学ぶ教訓
(2) 建物・まちの耐震・耐火対策
2.近年の地盤変状災害・水害・土砂災害と建物・まちの被害と対策
(1) 地盤変状災害(活断層変位と液状化)と対策
(2) 水害(津波・洪水・内水氾濫)と対策
(3) 土砂災害(土石流・急傾斜地崩壊・地すべり)と対策
3.今後想定される様々な自然災害と建物・まちの対策
(1) 想定首都直下・南海トラフ巨大地震と建物・まちの対策
(2) 水害・土砂災害など複合災害から逃げる必要のない建物・まちを目指して
4.質疑応答

講師紹介

工学院大学建築学部まちづくり学科
教授 工学博士
久田 嘉章(ひさだ よしあき)氏

 

【経歴・職歴】
1984年 早稲田大学理工学部建築学科 卒業
1986年 早稲田大学大学院理工学研究科建設工学専攻 博士前期課程修了、
1991年 工学博士
1989年 早稲田大学工学部建築学科 研究助手
1993年 南カルフォルニア大学地球科学科 研究助手
1993年 工学院大学建築学科 専任講師、助教授を経て、2011年 工学院大学建築学部まちづくり学科 教授、現在に至る

 

【主な役職・委員歴等】
文部科学省 地震調査研究推進本部 調査観測計画部会委員、内閣府 相模トラフ沿いの巨大地震等による長周期地震動検討会委員、気象庁 長周期地震動に関する情報検討会委員、日本地震学会副会長 地震学を社会に伝える連絡会議座長、日本建築学会理事 マルチハザードに対応可能な耐複合災害建築小委員会主査、日本地震工学会理事、日本免震構造協会理事、日本損害保険協会 地震保険損害認定基準専門研究会 委員、日本電気協会 耐震設計分科会委員、原子力規格委員会委員、東京都防災会議専門委員(地震部会)、新宿区 防災会議有識者委員、新宿駅周辺防災対策協議会座長、東京建築士会 理事・防災委員会委員長、東京建築士会 新宿支部長など

 

【主な著書・論文等】
『都市防災ハンドブック』株式会社エヌ・ティ・エス(2023)
『地盤震動研究とその応用』日本建築学会(2023)
『免震建築物のための設計用入力地震動作成ガイドライン(第3版)』日本免震構造協会(2022)
『逃げないですむ建物とまちをつくる─大都市を襲う地震等の自然災害とその対策』 共著、日本建築学会編 技報堂出版(2015) ほか

お申込みとご留意事項
  1. お申込み後の取消については、開講日の前日までにご連絡下さい。当日のご欠席はキャンセル料として受講料の全額をご請求申し上げます。
  2. 受講者が僅少の場合は開講を見合わせることがあります。
  3. 研修窓口でおとりまとめをしていらっしゃる場合は、貴社社内掲示板(教育・研修関連)等をご確認の上、 貴社のお申込み方法に従ってください。
  4. 予告なく講義テーマ、講義項目等を変更させていただく場合があります。
  5. 講演中の録音、録画は固くお断りいたします。
価格
¥6,600(税込)
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