TK230614

国内外における風力発電の導入動向と今後の展望、ならびに損害保険に求められる役割について

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【クレジットカード決済のみ】

開講日:2023/06/14 18:00~19:00(講義終了後、質疑応答有り。最長19:30まで)

講 師:

一般社団法人 日本風力発電協会(JWPA)
管理統括部長 足立 慎一 氏

申込締切日:6月7日(水)

¥6,600(税込)
※受講料は税込価格です。

 地球温暖化対策の重要な枠組みである脱炭素を進めるため、石炭火力発電を廃止する国・地域が大幅に増加しており、多くの大手企業や機関投資家もそのことを強く支持しています。さらに、ウクライナ問題に端を発したエネルギー安全保障の問題は、世界的に再生可能エネルギーへのシフトを加速させています。  
 風力発電は、再生可能エネルギーの中でも発電所単位での供給電力が大きく、ポテンシャルも大きいエネルギー源(特に洋上風力発電)であり、この1~2年に世界中でその開発目標を上乗せして導入を加速化させています。また、風力発電は構成部品の多さから産業波及効果や雇用拡大への期待も小さくありません。
 一方で、事業としての風力発電の歴史は長くなく、特に洋上風力発電は先行する欧州でも30年を超えておらず、大型化による仕様の追加も毎年のように行われています。そのため、風力発電の事業安定性はまだ確立されているとは言えず、事業費(設備費含む)の規模からも損害保険のカバーは必須と考えられています。
 損害保険業界は、再生可能エネルギー向けの各種補償・サービスの提供やグリーン投資などを通して脱炭素の取組を推進していますが、特に普及が見込まれる風力発電については、リスクを適切に評価し保険引き受けを行うことで、風力発電事業の安定性に積極的な貢献を果たす必要があります。

 本講座では、日本風力発電協会・管理統括部長の足立慎一様をお招きして、国内外における風力発電の導入動向と今後の展望、ならびに損害保険に求められる役割についてお話しいただきます。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

【講義項目】

1.風力発電とは?
 (1) 風力発電の歴史と種類
 (2) 風力発電設備の仕組み(特に大型風力発電について)
 (3) 電源構成における風力発電の位置づけ
風力発電の導入動向と今後の展望
 (1) 風力発電の導入推移(世界・日本)
 (2) 風力発電の導入拡大の意義 ~地球温暖化とエネルギー危機の観点から~
 (3) 風力発電(特に洋上風力発電)の今後の展望
風力発電の保険リスク評価について
 (1) 風力発電設備のリスクの種類と事故形態
 (2) 風力発電設備に対する適正な分析・評価の必要性
 (3) 風力発電設備における保険リスク評価の考え方
まとめ(損害保険業界に求められる役割)
質疑応答

【お申込みについて】
研修窓口でおとりまとめをしていらっしゃる場合は、貴社社内掲示板(教育・研修関連)等をご確認の上、 貴社のお申込み方法に従ってください。
講義項目

【講義項目】

 1.   風力発電とは?

     (1) 風力発電の歴史と種類

     (2) 風力発電設備の仕組み(特に大型風力発電について)

     (3) 電源構成における風力発電の位置づけ

 2.   風力発電の導入動向と今後の展望

     (1) 風力発電の導入推移(世界・日本)

     (2) 風力発電の導入拡大の意義 ~地球温暖化とエネルギー危機の観点から~

     (3) 風力発電(特に洋上風力発電)の今後の展望

 3.   風力発電の保険リスク評価について

     (1) 風力発電設備のリスクの種類と事故形態

     (2) 風力発電設備に対する適正な分析・評価の必要性

     (3) 風力発電設備における保険リスク評価の考え方

 4.   まとめ(損害保険業界に求められる役割)

 5.   質疑応答

講師紹介

【講師紹介】

一般社団法人 日本風力発電協会(JWPA) 管理統括部長
一般社団法人日本風力エネルギー学会 監事、代表委員
足立 慎一 氏
 

略 歴
1981年:日本火災海上保険(株)(現、損害保険ジャパン日本興亜(株))入社
2010年:SOMPOリスクマネジメント(株)に出向
 風力発電のリスクに係る調査・研究、コンサルティング業務に従事
 専門は、風力発電の保険リスク評価、リスクマネジメント
2019年4月:損害保険ジャパン退職に伴い、一般社団法人日本風力発電協会(JWPA)に転籍
<主な委員委嘱>
2016年 経済産業省「風力発電競争力強化研究会」(2016年)委員
2016年 NEDO 技術委員
2015~2017年 電気学会/風力発電設備の雷リスクマネジメント技術調査専門委員会 委員
2017~2020年 電気学会/風力発電設備の耐雷健全性維持技術と法規制・規格調査専門委員会 委員
2020~2023年 電気学会/洋上風車の雷害対策課題調査専門委員会 委員
 
主要著書
「風力発電の雷リスクマネジメントと保険」(OHM オーム社 2017年6月号)
「風力発電システムの雷リスクマネジメントの現状と今後のあるべき姿」電気学会技術報告書 第1422号(共著、電気学会 2018年)
「風力発電システムの落雷事故に関する保険」(電気学会誌 Vol.139 2019年)
「雷と保険の話」(日本風力エネルギー学会学会誌 通巻131号 2019年)
「国内洋上風力発電設備O&Mガイドブック」(共編著、JWPA 2019年)
「風力発電設備の耐雷健全性維持と稼働率向上のための最新技術の動向」電気学会技術報告書 第1501号(共著、電気学会、2020年)
「洋上風力発電金融ガイドブック(Vol. 1)」(共編著、JWPA 2021年)
「洋上風力発電金融ガイドブック(Vol. 2)」(共編著、JWPA 2022年)
<論文>
足立慎一「保険統計データからみた風力発電の雷事故」(平成28年電気学会全国大会、S27-2 2016)
足立慎一・山本和男・安田陽 「風力発電設備の雷リスク評価のための雷被害の分析と考察」
(電気学会 新エネルギー・環境 高電圧 合同研究会、FTE_20_33・HV_20_107 2020)
足立慎一「現在進行中の洋上風力発電開発状況」(令和5年電気学会全国大会、S7-5 2023)
追加情報

【その他】

・お申込み後の取消については、開講日の前日までに損保総研へご連絡下さい。
・定員は設けておりませんが、受講希望者が僅少の講座については開講を見合わせることがあります。
・講演中の録音、録画は固くお断りいたします。
価格
¥6,600(税込)