知っておきたい保険関連の健全性規制の背景と方向性
開講日:2018/09/03 18:00~20:00
講 師:
キャピタスコンサルティング株式会社
マネージングディレクター 植村 信保 氏
申込締切日:8月31日(金)
生損保の経営破綻が相次いだ時期から20年近くがたち、リーマンショックもすでに10年前の出来事となりました。多くの保険に携わる人にとって、ソルベンシー・マージン規制の遵守や当局からのリスク管理(ERM)高度化要請への対応は、いわば通常業務の一環としてとらえられているかと存じます。
しかし、こうした健全性規制・要請の背景を理解せず、単にルーティンワークとして業務をこなすだけでいいのでしょうか。もしかしたら次の危機の際に、適切な対応が取れない一因にならないともかぎりません。保険会社はかつてに比べ、経営構造もグループ戦略も多様化・複雑化しており、規制作成当時の経緯を知る人も減りつつある中で、現行規制の正しい理解は必要不可欠です。
本講座では、金融庁での保険行政経験があり、長年保険会社の健全性規制に関わってきた講師が、保険関連の健全性規制の背景を解説し、さらに今後の方向性をお示しします。
経済価値ベースのソルベンシー規制の検討が進み、国際的な保険資本規制の姿も見えつつある現在、保険業務に携わる皆さまをはじめ、保険に興味を持つ全ての皆さまにお勧めの講座です。多数の方々のご参加をお待ちしております。
【お申込みについて】
研修窓口でおとりまとめをしていらっしゃる場合は、貴社社内掲示板(教育・研修関連)等をご確認の上、貴社のお申込み方法に従ってください。
住 所: 東京都千代田区神田淡路町2-9
最寄り駅: JR 御茶ノ水駅 聖橋口 徒歩5分
東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅 B2出口 徒歩5分
東京メトロ丸の内線 淡路町駅 A5出口 徒歩5分
都営新宿線 小川町駅 A5出口 徒歩5分
*正面玄関のシャッターが下りた後(18:30以降)は右手奥の通用門をご利用
下さい。
*講演中の録音、録画は固くお断りいたします。
1.ソルベンシー・マージン規制の歴史と現状
(1) 保険会社の健全性規制の全体像
(2) 現在のソルベンシー・マージン規制とその課題
(3) 規制の見直しになぜ時間がかかっているか
(4) 当局によるERM高度化の要請
2.国際的な保険資本規制・保険会計の潮流
3.コーポレートガバナンス改革と保険会社
4.質疑応答
講師紹介
キャピタスコンサルティング株式会社
マネージングディレクター
博士(学術、早稲田大学)
植村 信保 氏
略 歴
1990年 安田火災海上保険株式会社(現・損保ジャパン日本興亜)入社
財務調査部、有価証券部、投資顧問会社出向など
1997年 日本公社債研究所(現・格付投資情報センター)入社
格付アナリストとして生損保の経営分析を担当
2006年 金融庁「ソルベンシー・マージン比率の算出基準等に関する検討チーム」メンバー(2007年4月に報告書を公表)
2010年 金融庁入庁(任期付職員)。統合リスク管理専門官として検査・モニタリング支援やソルベンシー規制見直しなどに従事
2012年 キャピタスコンサルティング株式会社 マネージングディレクター
アナリストや行政官としての経験を生かし、保険会社等の経営分析やリスクマネジメントに関するアドバイスなどを提供
【キャンセルについて】
・お申し込み後の取消については、開講日の前日までに損保総研へご連絡
下さい。当日のご欠席はキャンセル料として受講料の全額をご請求申し
上げます。
・講演中の録音、録画は固くお断りいたします。