TK180424
TK180424

自動運転における損害賠償責任

 注目!
~国交省研究会報告書の基本的なポイントについて~

開講日:4月24日(火)18:00 ~ 20:00

講 師:

東京大学 名誉教授
落合 誠一 氏


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申込締切日:4月23日(月)

¥4,110(税込)

 自動運転については、世界的にその実用化・普及化に向けた取組が進められており、わが国においてもその例外ではありません。自動運転車が我々の社会にもたらす便益を最大限に発揮させるためには、そのマイナス面を抑制しつつ、その社会的な環境(インフラストラクチャー)の整備を世界に劣後することなく整備して、国民の受容を進めなければなりません。

 そして、自動運転が国民に広く受け入れられるためには、その社会的な環境の整備、とりわけ事故が発生した場合の損害賠償責任のあり方が極めて重要な課題となります。すなわち、自動車事故の迅速かつ十分な被害者救済を実現するためには、これまでその中核として円滑に機能していた自賠法が、自動運転の時代においても同様に機能するのか、それとも自賠法に代わる新しい被害者救済制度が必要となるのか、という問題に対する解が求められています。

 国土交通省は、この問題を検討するために「自動運転における損害賠償責任に関する研究会」を設置し、平成28年11月から6回にわたる会合を重ねて今年3月に報告書をまとめて公表いたしました。そして、その結論は国のIT本部による戦略としての「自動運転に係る制度整備大綱」の民事責任に関する部分に取り入れられ、今後、国の政策として実施されることになります。

 わが国の損害保険業界は、交通事故の被害者救済において強制および任意の保険カバーの提供により、極めて重要な役割を果たしています。それゆえにこの役割が自動運転の時代となっても変わらないものなのかは多大な関心事になるでしょう。

 そこで今回、座長として本研究会の取りまとめにあたられた
東京大学名誉教授 落合 誠一先生にお越しいただき、本報告書の検討の経緯とその基本的な内容についてご紹介・ご説明いただきます。是非、みなさま奮ってご参加ください。  

【お申込みについて】
研修窓口でおとりまとめをしていらっしゃる場合は、貴社社内掲示板(教育・研修関連)等をご確認の上、貴社のお申込み方法に従ってください。

会場
損保会館 会議室

住  所: 東京都千代田区神田淡路町2-9

最寄り駅: JR 御茶ノ水駅 聖橋口 徒歩5分
       東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅 B2出口 徒歩5分
       東京メトロ丸の内線 淡路町駅 A5出口 徒歩5分
       都営新宿線 小川町駅 A5出口 徒歩5分

*正面玄関のシャッターが下りた後(18:30以降)は右手奥の通用門をご利用下
   さい。損保会館に入館の際は、社員証または本募集要項をご提示下さい。
講演中の録音、録画は固くお断りいたします。

講義項目

講演項目

・自動運転の動向

・自動運転事故の損害賠償責任

・本報告書による自動運転事故に対する自賠法の評価

・本報告書による自動運転と被害者補償のあり方

 

講師紹介

講師紹介  
東京大学名誉教授 
落合 誠一 氏

 略 歴
昭和43年 東京大学法学部卒業、東京大学法学部助手、成蹊大学法学部教授を経て平成2年東京大学大学院法学政治学研究科・法学部教授。平成19年から中央大学法科大学院教授、現在は、東京大学名誉教授。専門は、商法、消費者法。

著書・論文等
主要な単著としては、『会社法要説(第2版)』(有斐閣)、『消費者契約法』(有斐閣)、『運送法の課題と展開』(弘文堂)、『運送責任の基礎理論』(弘文堂)等。他に共著・論文多数。 学界活動は、日本私法学会理事長、日本保険学会理事長、法と経済学会会長等、また公的活動は、国民生活審議会会長、官民競争入札等(市場化テスト)管理委員会委員長、自動車損害賠償責任保険審議会会長等を務める。現在、損保関係として、日本損害保険協会監事、損害保険契約者保護機構理事、損保総研評議員等。

 

 

追加情報

【キャンセルについて】

・お申込み後の取消については開講日の前日までに損保総研へご連絡下さい。
  当日のご欠席はキャンセル料として受講料の全額をご請求申し上げます。
・講演中の録音、録画は固くお断りいたします。

価格
¥4,110(税込)
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