商法(運送・海商関係)改正のポイントと最新テクノロジー
開講日:2017/3/6 18:00~20:00
講 師:
岡部・山口法律事務所 弁護士 山口 修司 氏
申込締切日:2月27日(月)
実に約120年ぶりの改正となる商法(運送・海商関係)改正要綱が、既に法制審議会で決定し法務大臣に答申され、平成28年10月に閣議決定のうえ、国会審議に付され、通常国会において継続審理される予定です。そして、審議が順調に進めば、国会会期中に成立すると思われます。そうなれば、来年平成30年にも施行される可能性があります。
本講座では、法制審議会 商法(運送・海商)部会委員である弁護士・山口修司氏を講師としてお招きします。
「商法(運送・海商関係)」改正の全体像を分かりやすく提示するとともに、今回新たに導入される「荷送人による危険物の通知義務」をはじめ重要なポイントについて一つ一つを取り上げて解説していただきます。全18回にわたる法制審議会の議論を当事者として担ってきた講師から、それぞれの争点の背景や結論に至るまでの考え方の相克など可能な限りお話いただく予定です
また、上記に加え今後の展望として最新テクノロジー(Unmanned Ship、ドローン輸送)とその可能性や待ちうけるハードル等についても法律的な観点から解説いただきます。
保険業界の皆様、商品部門、査定部門、企業営業部門をはじめとして、保険代理店・保険ブローカー・共済関係者等より、多数の方のご参加をお待ちしております。
住 所: 東京都千代田区神田淡路町2-9
最寄り駅: JR 御茶ノ水駅 聖橋口 徒歩5分
東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅 B2出口 徒歩5分
東京メトロ丸の内線 淡路町駅 A5出口 徒歩5分
都営新宿線 小川町駅 A5出口 徒歩5分
*正面玄関のシャッターが下りた後(18:30以降)は右手奥の通用門をご利用下さい。損保会館に入館の際は、社員証または本募集要項をご提示下さい。
*講演中の録音、録画は固くお断りいたします。
商法(運送・海商関係)改正のポイント ~実務に即して~
・陸上運送と海上運送の定義
・航空運送
・危険物に関する荷送人の通知義務
・留置権
・高価品特則
・運送人の不法行為責任の見直し
・運送品の全部滅失の場合の荷受人の権利
・運送人の責任の消滅
・複合運送
・船荷証券
・海上運送状
・海上保険
・船舶先取特権
最新テクノロジーと法律
・Unmanned Shipについての条約及び法律の適用
・ドローンによる輸送と法適用
講師紹介
岡部・山口法律事務所 弁護士 山口 修司 氏
略 歴
昭和55年3月 京都大学法学部卒業
昭和57年4月 司法研修所修了 弁護士登録(神戸弁護士会)34期
赤木法律事務所入所
昭和62年4月 ロンドンのClyde & Co法律事務所入所
1年間日本人弁護士として勤務
昭和63年5月 第一東京弁護士会に登録換。
平成2年9月 岡部法律事務所にパートナーとして入所、事務所名を
岡部・山口法律事務所に改称
加入団体
法制審議会商法(海商・運送)部会元委員、日本海法学会、国際私法学会、航空法学会、共同海損精算人協会、国際法曹協会、 日本海事補佐人会、環太平洋法律家協会
役職・資格
日本海運集会所仲裁人、海事補佐人、日本商事仲裁協会仲裁人
著 作
「注解判例民法 民法総則」(青林書院)、
「国際複合運送輸送業務の手引き」(JIFFA)、
「アジア太平洋地域におけるロッテルダム・ルールズ」(商事法務)、
「新しい国際裁判管轄法制」(商事法務)、
「要件事実体系 商法海商編」(第一法規)、
Maritime Law Hand Book (Kluwer)、International Cargo Insurance (Informa)、Getting the Deal Through Shipping 35 Jurisdiction、Getting the Deal Through Aviation Law、「〈日本商法典〉的改正」(「中国海商法研究」第27巻第1期(2016年3月))