BG18501

アメリカの損害保険料率制度-規制と競争の理論と実態に関する研究-

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東京国際大学特任教授 商学博士 越知 隆著

2001年4月発刊

¥5,060(税込)

 アメリカの損害保険料率制度は、監督法規・行政が州別であり、わが国が制度再構築の範とした当時から今日にいたるまで、諸環境の変化に伴い幾多の変遷を重ねてきました。 この間の変革推移の動因は、損害保険料率制度とその運営に関し、「規制」と「競争」がどのようにあるべきかの問題をめぐる論議と実際の動きでありました。 なかでも最大の要因は損保大衆保険(自家用自動車保険・住宅総合保険)分野の料率問題であり、その事情には各州別に著しい差異がみられます。

 本書では、著者の10余年に及ぶ長期間の研究、膨大な資料の分析ならびに現地での実態調査を踏まえて、アメリカの損害保険料率制度について、その沿革、諸形態、変革推移を詳しく解説しています。 また、新たな変革の動向と当面の課題にも触れ、今後の制度のあり方を考える上でも大いに参考になると思います。

概要

第1部 米国損害保険料率監督制度の経緯と現況
   第1章  保険料率の算定と規制に関する諸問題
   第2章  米国テキサス州の損害保険料率制度

第2部 損害保険事業の適正利潤と投資収益の諸問題
   第3章  損害保険事業の適正利潤と担保力
   第4章  損害保険料率と投資収益の問題

第3部 保険料率監督に関する米国保険行政の実態
   第5章  米国保険監督行政における料率抑制の問題
   第6章  米国における損害保険料率監督の実態と動向

サイズ:A5判

ページ数:377

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