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保険会社経営の今後を探る ~新たな健全性規制の導入を見据えて~

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申込締切後、視聴用URLをお送りします。前日までに届かない場合はご連絡いただきますようお願いいたします。

開講日:2024/7/10(水) 18:00~19:00(講義終了後、質疑応答有り。最長19:30まで)

講 師:

福岡大学商学部教授・保険アナリスト
植村 信保 氏

申込締切日:7月3日(水)

¥6,600(税込)

いわゆる「損保問題」(ビッグモーター(現:WECARS)による保険金の不正請求事件と企業向け保険料の事前調整問題)は、規制緩和から既に30年近くがたち、経営環境が大きく変わる中で、日本の損害保険会社の経営体質や行動様式に変革が求められていることを浮き彫りにしました。そうした状況下で2025年度に導入される新たな健全性規制は、単にソルベンシーマージン比率がESR(経済価値ベースのソルベンシー比率)に置き換わるといった表面的なものではなく、古い経営体質や行動様式からの脱却を求める規制パッケージであることを保険会社の役職員は理解する必要があります。

本講座では、格付会社のアナリストや金融庁の行政官(健全性規制を担当)などを務め、約30年間にわたり保険会社経営を観察し、様々なメディアで情報発信を続けてきた講師が、客観的かつ中立的な立場から保険会社経営の現状と今後の方向性についてお話しします。保険会社の経営企画や経営管理・リスク管理に関わるかたばかりでなく、日々の保険営業に携わるかたをはじめ、保険に興味を持つ全ての皆様にお勧めの講座です。多数のご参加をお待ちしています。

講義項目

1.「損保問題」今後の注目点
(1)いびつな取引慣行
(2)企業向け保険の動向
2.2023年度決算に見る保険会社経営の現状
(1)大手損保グループの現状
(2)主要生保各社の現状
3.新たな健全性規制と保険会社経営
(1)新ソルベンシー規制の概要
(2)保険会社経営への影響
4.質疑応答

講師紹介

福岡大学商学部教授(Ph.D.)・保険アナリスト
植村 信保(うえむら のぶやす)氏

 

【略 歴】
1990年 安田火災海上保険株式会社(現・損害保険ジャパン)入社
1997年 日本公社債研究所(現・格付投資情報センター)入社
格付アナリストとして生損保の経営分析を担当
2008年 博士号を取得(学術、早稲田大学)
2010年 金融庁入庁(任期付職員)
統合リスク管理専門官として検査・モニタリング支援や
ソルベンシー規制見直しなどに従事
2012年 キャピタスコンサルティング株式会社
マネージングディレクター(現在は非常勤)
保険会社のERM構築に関するアドバイスなどを提供
2020年 福岡大学商学部教授
「保険論」「リスクマネジメント論」を担当
専門は保険会社のリスク管理、健全性規制など

 

【著 書】
「経営なき破綻 平成生保危機の真実」(日本経済新聞出版社、2008年)
「経済価値ベースの保険ERMの本質」(共著、金融財政事情研究会、2017年)
「利用者と提供者の視点で学ぶ 保険の教科書」(中央経済社、2021年)
その他執筆・講演多数

 

【その他】
日本証券アナリスト協会検定会員
日本アクチュアリー会・ERM委員会アドバイザー
企業会計基準委員会(ASBJ)保険契約専門委員会委員 など

お申込みとご留意事項
  1. お申込み後の取消については、開講日の前日までにご連絡下さい。当日のご欠席はキャンセル料として受講料の全額をご請求申し上げます。
  2. 受講者が僅少の場合は開講を見合わせることがあります。
  3. 研修窓口でおとりまとめをしていらっしゃる場合は、貴社社内掲示板(教育・研修関連)等をご確認の上、 貴社のお申込み方法に従ってください。
  4. 予告なく講義テーマ、講義項目等を変更させていただく場合があります。
  5. 講演中の録音、録画は固くお断りいたします。
価格
¥6,600(税込)
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