大都市と防災(参加費無料)
開講日:2018/11/9 18:00 ~ 20:00
講 師:
東京大学大学院 工学系研究科
都市工学専攻 准教授
廣井 悠 氏
申込締切日:11月8日(木)
大量の通勤者が朝夕移動を繰り返し、ヒト・モノ・カネ・情報が集まる大都市は日本の経済・産業を牽引しています。
しかしながら、首都直下地震や南海トラフ巨大地震などの巨大災害が発生すると、著しい集積に加えて結節機能を有するがゆえに大都市における被害はとりわけ深刻になると考えられています。
こうした都市空間を安全にする取り組みは「都市防災」もしくは「防災まちづくり」と言われ、これまでに幾多の災害をうけながら進められ、今日に至っています。
本講演会では、東日本大震災の直後に徹底的な現地調査を行った講師が、工学系の知識だけでなく、社会学や歴史学など社会構造を理解するための学問も駆使しながら、
実用的な対策とともに長期的に社会に役立つ視点を入れて次のテーマを解説します。
①大都市において必要とされる災害対策の中でも特に不確実性が大きいと考えられる地震火災対策
②東日本大震災以降に事業所を中心として進捗が進みつつある帰宅困難者対策
③多くの大都市に存在しながら特殊な空間であり、かつ忘れられがちな地下街での防災対策
最新の「都市防災」「防災まちづくり」の状況を理解して、レジリエントな大都市の生活と環境を考える貴重な機会となるお勧めの講座です。
防災・環境問題に関心をお持ちの方はぜひお誘い合わせのうえ、ご参加ください。
千代田区神田淡路町2-9
*正面玄関のシャッターが下りた後(18:30以降)は右手奥の通用門をご利用下さい。
損保会館に入館の際は、社員証または本募集要項をご提示下さい。
*講演中の録音、録画は固くお断りいたします。
講義項目(予定):
・都市防災と防災まちづくり
・地震火災
・帰宅困難者対策
・地下街防災
講師紹介
東京大学大学院 工学系研究科
都市工学専攻 准教授
廣井 悠 氏
略 歴
東京大学大学院 准教授。1978年10月東京都文京区生まれ。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻・博士課程を2年次に中退、同・特任助教、名古屋大学減災連携研究センター准教授を経て2016年4月より現職。博士(工学)、専門社会調査士。専門は都市防災、都市計画。平成28年度東京大学卓越研究員、JSTさきがけ研究員(兼任)。主な受賞に平成24年度文部科学大臣表彰・若手科学者賞、都市住宅学会・学会賞など。
著書・論文等
主な著書に「知られざる地下街 歴史・魅力・防災、ちかあるきのススメ」,「これだけはやっておきたい 帰宅困難者対策Q&A」など。
受講料 無料(本講演会はトーア再保険株式会社からのご寄付により開催します)
・お申し込み後の取消については開講日までに損保総研へご連絡下さい。
・講演中の録音、録画は固くお断りいたします。