欧州での四半世紀を振り返って
開講日:2018/01/17(水)18:00~20:00
講 師:
前IAIS事務局長 河合 美宏氏
申込締切日:1月16日(火)
河合美宏氏は、1998年に若干38歳にして保険事業の国際的な監督基準をつくる機関である保険監督者国際機構(IAIS、在バーゼル)の事務局次長に就任されました。
その後、2003年には事務局長に昇格され、今年11月に退任されるまで約15年間にわたり、140カ国以上が加盟するこの重要な国際機関のトップとして活躍されました。
公務員でなく、30歳まで日本で育ち、教育を受け、働いていた
一民間人が、国際機関のトップに就任されたのは、我が国ではきわめて異例のことです。
今回のご講演では、この度27年ぶりに帰国された河合氏に、国際機関への就職を目指した理由、国際機関における成功体験・失敗体験、組織のトップに上り詰めるまでのご苦労とトップとしての視座など、欧州での四半世紀を振り返っていただきます。
今後、海外での活躍をめざす皆様にとって、大変参考になる講演会です。奮ってご参加ください。
【お申込みについて】
研修窓口でおとりまとめをしていらっしゃる場合は、貴社社内掲示板(教育・研修関連)等をご確認の上、貴社のお申込み方法に従ってください。
住 所: 東京都千代田区神田淡路町2-9
最寄り駅: JR 御茶ノ水駅 聖橋口 徒歩5分
東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅 B2出口 徒歩5分
東京メトロ丸の内線 淡路町駅 A5出口 徒歩5分
都営新宿線 小川町駅 A5出口 徒歩5分
*正面玄関のシャッターが下りた後(18:30以降)は右手奥の通用門をご利用下さい。損保会館に入館の際は、社員証または本募集要項をご提示下さい。
*講演中の録音、録画は固くお断りいたします。
講演要旨
国際機関を立ち上げ、経営してみるとすると様々な驚きや考えもしなかった経験をしました。
27年間の海外での経験を基に、国際機関で働く楽しみと難しさ、日本の組織で働くこととの
相違点や類似点等を、具体例をあげてご説明します。
様々な国の異なった考えを持った仲間と、世界に役に立つものを一緒に作っていくことは、
かけがえなく楽しく尊い経験であるということを、特にお伝えしたいと思います。
講演者紹介 河合 美宏 (かわい よしひろ)氏
【 略 歴 】
1983 東京大学卒業
1983~90 東京海上火災保険株式会社
1990~91 INSEAD(フランス)にてMBA取得(経済学および財政学を専攻)
1991~95 OECD(経済協力開発機構)保険委員会担当エコノミスト
1995~98 ポーランド大蔵大臣及び保険監督庁長官顧問
1996~2000 シティー大学(イギリス)にて保険博士号を取得
1998~2003 IAIS(*)事務局次長
2003~2017 IAIS事務局長、金融安定理事会(FSB)IAIS代表
(*)IAIS: International Association of Insurance Supervisors https://www.iaisweb.org/home
【主要著書・論文】
”The globalisation of insurance: A supervisory response” co-authored with Peter Windsor,(Journal of Risk Management in Financial Institutions Volume 6 Number 2, United Kingdom 2003) “IAIS and Recent Developments in Insurance Regulation (The Geneva Papers on Risk and Insurance Volume 30, Switzerland 2005) 「国際金融規制改革の進展と保険」『損害保険研究』第79巻第3号,損害保険事業総合研究所(2017)
【キャンセルについて】
・お申し込み後の取消については、開講日の前日までに損保総研へご連絡下さい。
当日のご欠席はキャンセル料として受講料の全額をご請求申し上げます。
・講演中の録音、録画は固くお断りいたします。