KK18C1210

<専門コース>他車運転危険担保特約の諸問題

開講日:12月10日(月) 18:00 ~ 20:00

講 師:

法政大学法学部 教授  潘 阿憲 氏

申込締切日:12月5日(水)

¥7,490(税込)

 今回の講座では、他車運転危険担保特約の問題を取り上げます。他車運転危険担保特約は、記名被保険者またはその家族が一時的に自ら運転者として運転する他の自動車を被保険自動車とみなして、自動車保険の賠償責任条項等を適用し、その運転危険を担保するものです。約款上、同特約の適用要件として「他の自動車」であること、(他の自動車の使用について)「正当な権利を有する者の承諾」を得ることなどが必要とされています。しかし、これらの要件に関しては、そもそも「他の自動車」とは何か、どのような者が「正当な権利を有する者」に該当するか、「承諾」の有無はどのように判断するかなどの解釈問題が生じてきており、これまで多くの裁判例において争われてきました。
 そこで、本講座では同特約の適用要件に関するこれまでの裁判例を取り上げながら、その具体的な判断基準について解説します。
 多くの皆様のご参加をお待ちしております。

【お申込みについて】
研修窓口でおとりまとめをしていらっしゃる場合は、貴社社内掲示板(教育・研修関連)等をご確認の上、 貴社のお申込み方法に従ってください。

会場
損保会館 会議室

住  所: 東京都千代田区神田淡路町2-9

最寄り駅: JR 御茶ノ水駅 聖橋口 徒歩5分
      東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅 B2出口 徒歩5分
      東京メトロ丸の内線 淡路町駅 A5出口 徒歩5分
      都営新宿線 小川町駅 A5出口 徒歩5分

*正面玄関のシャッターが下りた後(18:30以降)は右手奥の通用門をご利用下さい。損保会館に入館の際は、社員証または本募集要項をご提示下さい。

講義項目

【講義項目】

1.はじめに―特約の趣旨と目的
2.「他の自動車」の意義
3.「正当な権利を有する者」の範囲
4.「承諾」の解釈
5.終わりに

講師紹介

【講師紹介】

法政大学法学部 教授  潘 阿憲(ばん あけん)氏

 略 歴
1996年 法政大学大学院博士課程修了、法学博士
1998年 横浜市立大学商学部講師
1999年 横浜市立大学商学部助教授
2004年 東京都立大学法学部助教授
2005年 首都大学東京法科大学院准教授
2006年 首都大学東京法科大学院教授
2012年 専修大学法学部教授
2017年 法政大学法学部教授

 著 書
『会社持分支配権濫用の法理』信山社(2000年)(単著)
『会社法概論』青林書院(2006年)(共著)
『商法概論』青林書院(2007年)(共著)
『条解説会社法第4巻』中央経済社(2008年)(共著)
『保険法の論点と展望』商事法務(2009年)(共著)
『保険関係訴訟』民事法研究会(2009年)(共著)
『保険法解説』有斐閣(2010年)(共著)
『保険法概説』中央経済社(2011年)(単著)
『論点体系保険法第1・2巻』(2014年)(共著)
『論点体系会社法(補巻)』(2015年)(共著)
『保険法概説(第2版)』中央経済社(2018年)(単著)

追加情報

【その他】

・お申込み後の取消については、開講日の前日までに損保総研へご連絡下さい。当日のご欠席はキャンセル料として受講料の全額をご請求申し上げます。

・定員は設けておりませんが、受講希望者が僅少の講座については開講を見合わせることがあります。

・講演中の録音、録画は固くお断りいたします。

・事前アンケートは、講座内容の充実に向けて講師の参考資料としますのでご協力をお願いいたします。
「アンケートWeb回答用」よりご回答ください。
 http://www.sonposoken.or.jp/node_60/2__1

価格
¥7,490(税込)