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自動運転による車両の運行と自動車保険―制度整備大綱とドイツにおける道路交通法改正との比較検討

開講日:2018/06/26 18:00~20:00

講 師:

東京海洋大学 海事システム工学部門 
教授 金岡 京子 先生

申込締切日:6月25日(月)

¥7,390(税込)

 わが国の損害保険会社は、自動運転中または自動運転実証実験中の事故による損害を補償する商品を既に開発し、販売を開始しています。しかし、自動運転中の事故による損害を補償する自動車保険制度を適切に維持するためには、事故の原因が自動運転システムの欠陥、不具合、不稼働等にある場合に、自動車メーカー等に適時求償するための仕組み、および事故原因究明を担保するためのデータ記録体制の構築が必要不可欠になります。
 
 「自動運転講座シリーズ」第2弾として、本講座では、「自動運転に係る制度整備大綱」「ドイツ道路交通法改正法」を比較検討します。前者は、高速道路で自動運転レベル4の自家用自動車を運行する時期とされる2020~25年に求められる自動車保険のあり方を検討するために、本年4月17日に内閣官房IT総合戦略室が公表したものです。また、後者は、昨年6月に、ドイツが世界に先駆けて自動運転レベル3およびレベル4に対応するために必要な法整備を行ったものです。あわせて、自動運転中の事故の補償に関するドイツの保険会社の考え方もご紹介します。 
 自動運転中の事故による損害を補償するための自動車保険およびドイツの自動運転に係る法整備と同国の保険会社の考え方に関心のある皆様の参加をお待ち申しあげます。

【お申込みについて】
研修窓口でおとりまとめをしていらっしゃる場合は、貴社社内掲示板(教育・研修関連)等をご確認の上、貴社のお申込み方法に従ってください。

 

会場
損保会館 会議室

住  所: 東京都千代田区神田淡路町2-9

最寄り駅: JR 御茶ノ水駅 聖橋口 徒歩5分
       東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅 B2出口 徒歩5分
       東京メトロ丸の内線 淡路町駅 A5出口 徒歩5分
       都営新宿線 小川町駅 A5出口 徒歩5分

*正面玄関のシャッターが下りた後(18:30以降)は右手奥の通用門をご利用下さい。
損保会館に入館の際は、社員証または本募集要項をご提示下さい。

講演中の録音、録画は固くお断りいたします。

講義項目

講義項目

 1.自動運転レベルの定義と2025年までの実現目標

 2.官民ITS構想・ロードマップ2018に向けた重要論点

 3.自動運転に係る制度整備大綱で示された重点検討課題

 4.ドイツにおける自動運転のための法整備の動向

 5.ドイツの保険会社の自動運転と民事責任に関する考え方

 6.ドイツとの比較から明らかになる求償制度とデータ収集のあり方

 7.自動運転中の事故による損害を補償する保険に係る今後の課題

    

 

講師紹介

   

講師紹介

東京海洋大学 学術研究院 海事システム工学部門 
教授 金岡 京子 先生 

略 歴

1987年3月  中央大学法学部法律学科卒業
1989年3月  早稲田大学大学院法学研究科修士課程修了
2003年2月  早稲田大学大学院法学研究科博士後期課程修了、博士(法学)
2004年4月  東京海洋大学海洋工学部助教授
2007年4月  東京海洋大学海洋工学部准教授
2011年4月  東京海洋大学海洋工学部教授
現在     東京海洋大学 学術研究院 海事システム工学部門教授

関連業績

・「自動運転をめぐるドイツ法の状況」藤田友敬編著『自動運転と法』有斐閣(2018年)35頁~81頁
・「自動運転と民事責任をめぐるドイツの状況」ジュリスト1501号(2017年)44頁~49頁
・「資料1-2 自動運転と民事責任-ドイツの状況」国土交通省 「自動運転における損害賠償責任に関する研究会(第2回)」(2017年2月28日)

追加情報

【キャンセルについて】

・お申し込み後の取消については、開講日の前日までに損保総研へご連絡下さい。当日のご欠席はキャンセル料として受講料の全額をご請求申し上げます。

・講演中の録音、録画は固くお断りいたします。

価格
¥7,390(税込)
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