経済価値ベースのソルベンシー規制への対応(2023年5月版)
2023年4月収録
毎月2回配信(1日と15日に配信開始)視聴期間1か月
開講日:2023/12/15
講 師:
金融統轄事業部 マネージング・ディレクター
髙橋 隆司 氏
申込締切日:12月13日(水)
2020年6月に「経済価値ベースのソルベンシー規制等に関する有識者会議」報告書が公表され、2025年より経済価値ベースのソルベンシー規制が導入されることとなりました。
経済価値ベースのソルベンシー規制の導入は、単に現行のソルベンシー・マージン比率の計算方法が変わるだけでなく、リスク管理やガバナンス態勢の抜本的な変更につながるものであり、保険会社の経営にも大きな影響を及ぼすと考えられます。このため、リスク管理部署や経理・主計部署だけでなく、経営管理・資産運用・財務・システム・商品開発・内部監査など、幅広い部署の関与が必要となります。
あずさ監査法人 金融統轄事業部では、昨年刊行し、各方面からご好評をいただいた「経済価値ベースのソルベンシー規制への対応」の改訂版を、本年3月に刊行しました。この書籍は規制の解説をできるだけ平易かつ図表を多用して行いつつ、関連する内容も網羅的に織り込むことで、1冊で全体像が理解できるように工夫されていると共に、この改訂版では2022年6月公表の暫定決定文書を織り込み、外部検証やシステム対応などのキーポイントも解説しています。
本講座では、この書籍の監修責任者を講師とし、経済価値ベースのソルベンシー規制への対応について解説します。経済価値ベースのソルベンシー規制にこれから携わる方々や、既に一部の業務には関与しているものの、この機会に全体像を包括的に理解したいという方々の受講を強くお勧めします。
また、本講座を受講した皆様には、この改定版の書籍を割引価格で購入できる特典が付いています。講座の内容の確認にお役立ていただければ幸いです。
【講義項目】
1.経済価値ベースのソルベンシー規制の概要
(1) 規制導入の背景
・現行ソルベンシー・マージン比率(SMR)を取り巻く議論
・経済価値ベースの資本規制の検討
(2) 規制の概要
・有識者会議および暫定決定文書で示された方向性
・経済価値ベースのソルベンシー比率(ESR)の考え方
2.経済価値ベースのソルベンシー規制導入の影響
(1) 資本管理・リスク管理への影響
・ESRとSMRとの差異と経営施策への影響
・ESR導入によるリスク管理・ERMへの影響
(2) 検証態勢・ガバナンス態勢への影響
・外部検証導入を取り巻く議論
・ガバナンス態勢高度化の必要性
3.経済価値ベースのソルベンシー規制への対応
(1) 保険会社の外部検証への対応
(2) 保険会社が対峙すべき課題とその対応
(3) 保険会社のシステム導入における課題とその対応
マネージング・ディレクター
髙橋 隆司 氏
東北大学理学部卒。明治生命(現明治安田生命)を経て2003年から現職。日本アクチュアリー会正会員、年金数理人、日本証券アナリスト協会認定アナリスト。生命保険会社に対する責任準備金の監査業務のほか、リスク管理、IFRS17等のアドバイザリー業務を担当。主著に「経済価値ベースのソルベンシー規制への対応(改訂版)」(中央経済社 監修責任者)。
PC(Mac OS High Sierra 10.13以降):FireFox(最新版), Google Chrome(最新版), Safari(最新版)iPad、iPhone(iOS 14.0以降):Safari(最新版)
Android (8.0 以降):Google Chrome(最新版)
この講座は毎月2回開講しています。
- 配信開始日:毎月1日&15日、視聴期間1か月
- 申込締切日:配信開始日(1日、15日)の2営業日前
- 開講日の1営業日前に、受講に必要なIDとパスワードをメールでお知らせいたします。
- 研修窓口でおとりまとめをしていらっしゃる場合は、貴社社内掲示板(教育・研修関連)等をご確認の上、貴社のお申込み方法に従ってください。
- お申込者と受講者が異なる場合、または複数名お申込みの場合は、お申込み受付メールと別に「受講のご確認」メールが届きますので、そちらに記載されたURLにアクセスの上、受講者氏名のご入力をお願いいたします。