管理職のためのIFRS講座
開講日:毎月2回 1日または15日 1カ月間配信
開講日は申込日の直近の1日または15日となります。
(各回の内容は同じです)
申込締切日:開講2営業日前
講 師:
EY新日本有限責任監査法人
金融事業部
パートナー 公認会計士
小林 弘幸 氏
申込締切日:9月28日(木)
保険契約に係るIFRS会計基準であるIFRS第17号「保険契約」がいよいよ2023年1月1日以降開始事業年度より適用となります。IFRS第17号「保険契約」は、保険契約について、グローバルで一貫した会計処理がなされることを意図して策定されたものであり、IFRS会計基準を適用している保険会社にとっては非常に大きなインパクトを与えるものです。
また、保険会社にとっては、保険契約が表す負債側の会計処理と同様に、資産側の会計処理も重要です。保険会社には、資産側の大宗を占める金融商品に係るIFRS会計基準であるIFRS第9号「金融商品」をIFRS第17号「保険契約」と同時期に適用することが認められていることから、2023年度はIFRS会計基準を適用している保険会社の財務諸表にとって、資産・負債両面において大きな影響が及ぶ年度となります。
日本の主要保険会社は、未だIFRS会計基準を任意適用していませんが、今後のIFRS任意適用を見据え、IFRS第9号「金融商品」及びIFRS第17号「保険契約」が保険会社の会計に及ぼす影響を理解することは大きな意義があります。
本講座は、保険会社の管理職を対象に、このような保険会社を取り巻く会計環境の変化を踏まえ、改めてIFRS第9号「金融商品」及びIFRS第17号「保険契約」の基本を確認することを目的としています。また、日本の会計基準との相違や、わが国の保険会社が考慮すべき事項等にも触れることで、今後IFRS会計基準へのアプローチを考える上においても最適な講座と考えますので、幅広い部門の管理職の皆様、また管理職を目指している皆様の受講を強くお勧めいたします。
1. 風力発電とは?
(1) 風力発電の歴史と種類
(2) 風力発電設備の仕組み(特に大型風力発電について)
(3) 電源構成における風力発電の位置づけ
2. 風力発電の導入動向と今後の展望
(1) 風力発電の導入推移(世界・日本)
(2) 風力発電の導入拡大の意義 ~地球温暖化とエネルギー危機の観点から~
(3) 風力発電(特に洋上風力発電)の今後の展望
3. 風力発電の保険リスク評価について
(1) 風力発電設備のリスクの種類と事故形態
(2) 風力発電設備に対する適正な分析・評価の必要性
(3) 風力発電設備における保険リスク評価の考え方
4. まとめ(損害保険業界に求められる役割)
5. 質疑応答
一般社団法人日本風力エネルギー学会 監事、代表委員
収録時間:120分
【講義項目】
Ⅰ. IFRSとは
1. IFRSの作成主体・目的
2. IFRSへの取組みの歴史
3. IFRS適用の一般的なメリット・デメリット
Ⅱ. IFRSの概要
1. IFRS第9号及び第17号プロジェクトの状況
2. IFRS第17号「保険契約」
3. IFRS第9号「金融商品」
Ⅲ.他の基準等との関係
1. 日本基準との比較
2. 修正国際会計基準との関係
3. ソルベンシーIIとの関係
Ⅳ.本邦保険会社への影響
1. 個別論点
2. 連結決算と単体決算
3. ALMにおける考慮事項
4. 経営指標の変化
Ⅴ.導入に向けた対応
1. 導入スケジュール例
2. 各社の準備状況
申込締切日:開講2営業日前
配信期間:1か月間