KK19A0611

<専門コース>自然災害リスク分析方法と保険業務における分析結果の活用 2019

-損害保険業務に不可欠なツール-

開講日:6/11(火)、18(火) 18:00 ~ 20:00 *全2回

講 師:

RMS Japan 株式会社
部長 金刺 靖一 氏
堺 淳一 氏

申込締切日:6月10日(月)

¥16,720(税込)

阪神淡路・東日本の両大震災が示すように、自然災害は発生頻度がきわめて小さいものの、ひとたび起こると巨大な損失をもたらすCATリスク(Catastrophe Risk)であり、損害保険事業においては特に慎重なリスク管理が必要とされます。しかしながら、発生頻度が小さい故に損害データの十分な蓄積がなく、合理的なリスク管理が難しい側面を持ち合わせています。自然災害リスクのモデリング技術は、最新の科学技術的な知見を駆使して、災害による損害額とその発生確率という表現でリスクを定量的に分析し、合理的なリスク管理のために活用されています。日本の損害保険業界においても、このモデリング技術は急速に普及し、いまや損害保険業務において不可欠なツールとなっています。
本講義では、リスクコンサルティング、アンダーライティング、リスク管理、再保険などの一連の損害保険業務におけるモデリング技術の活用方法について概説すると共に、自然災害の例として地震、台風を取り上げ、最新のモデリング方法を紹介します。

【今年度の講義の特徵】
本講義は同テーマで毎年開講してきましたが、今年度は従来と大きく異なり、講義二日目に熊本地震や2018年度の水害被害地域等の災害現地調査経験が豊富で、リスクモデルの開発に日々携わっている実務担当者が講師として解説します。災害現地調査がモデルの開発にどのように生かされるのか。また実際のモデル開発にどのように取り組むかを自然災害リスク分析の専門会社に所属する第一線の担当者が具体的に紹介します。

【お申込みについて】
研修窓口でおとりまとめをしていらっしゃる場合は、貴社社内掲示板(教育・研修関連)等をご確認の上、 貴社のお申込み方法に従ってください。

会場
損保会館 会議室

住  所: 東京都千代田区神田淡路町2-9

最寄り駅: JR 御茶ノ水駅 聖橋口 徒歩5分

東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅 B2出口 徒歩5分

東京メトロ丸の内線 淡路町駅 A5出口 徒歩5分

都営新宿線 小川町駅 A5出口 徒歩5分

*正面玄関のシャッターが下りた後(18:30以降)は右手奥の通用門をご利用下さい。損保会館に入館の際は、社員証または本募集要項をご提示下さい。

講義項目

【講義項目】

初日(6/11)
Ⅰ.自然災害リスクのモデルの活用
a.再保険業務におけるモデリング技術の活用
b.リスクの定量化評価
c.自然災害モデリング発達の経緯
d.自然災害モデリングの今後と課題

2日目(6/18)
Ⅱ.自然災害リスクのモデリング
a.自然災害モデルの流れ
b.分析と分析結果の評価
c.自然災害リスクモデルの開発
d.今後のモデルの発展

講師紹介

【講師紹介】

RMS Japan 株式会社 部長(プロフェッショナルサービス)
金刺 靖一(かねざし せいいち)氏
略 歴
1995年 北海道大学理学部地球物理学科卒業
1995年 応用地質株式会社入社
主に自治体の地震被害想定調査など地震防災関連業務を担当
2001年 RMS Japan株式会社入社
日本モデルの開発、ユーザーサポートを担当
2012年より現職

RMS Japan 株式会社 Principal Modeler(モデル開発部門)
堺 淳一(さかい じゅんいち)氏
略 歴
2001年 東京工業大学大学院理工学研究科土木工学専攻博士後期課程修了
2001年 米国カリフォルニア大学バークリー校ポスドク研究員
2005年 独立行政法人土木研究所入所
主に橋の耐震設計に関する研究開発を担当
2014年 RMS Japan株式会社入社
モデル開発部門において、日本の台風モデル、地震モデルの開発を担当
2018年より現職

追加情報

【その他】

・お申込み後の取消については、開講日の前日までに損保総研へご連絡下さい。当日のご欠席はキャンセル料として受講料の全額をご請求申し上げます。

・定員は設けておりませんが、受講希望者が僅少の講座については開講を見合わせることがあります。

・講演中の録音、録画は固くお断りいたします。

・事前アンケートは、講座内容の充実に向けて講師の参考資料としますのでご協力をお願いいたします。

「アンケート
Web回答用」よりご回答ください。
http://www.sonposoken.or.jp/node_60/2__1

価格
¥16,720(税込)