<基礎コース>Enterprise Risk Management の基礎知識 2018
開講日:10月2日(火)、9日(火) 18:00 ~ 20:00 *全2回
講 師:
有限責任監査法人トーマツ
ファイナンシャルインダストリー 御子神 弘久 氏
ファイナンシャルインダストリー 西本 幸弘 氏
申込締切日:9月30日(日)
保険会社はそのビジネスの性質上、常にリスクと向き合ってきましたが、リスク管理は決して容易ではありません。巨大自然災害リスクの原因となる自然現象は完全には解明出来ていないのが現実です。また、資本・金融市場は低金利、投機的マネーの動き、実体経済および政治状況など不安定な要素を抱えています。さらに、テロ、サイバーリスクなど保険会社に対応が期待されるリスクはますます多様かつ複雑になっています。
このような状況下、保険会社を監督する金融庁はリスクと経営戦略を統合的に管理する統合的リスク管理態勢への各社の取組状況を確認すべく、2015年度より「リスクとソルベンシーの自己評価に関する報告書(ORSAレポート)」の提出を全社に求め、2016年9月15日には「統合的リスク管理(ERM)態勢ヒアリングに基づくERM評価の結果概要について」を公表し、ERMのフレームワークについて一定の整理を実施しました。
本講座では、まずリスク計量等のリスクを把握する方法を含むERMのフレームワークについて解説し、その上でERMについて考え、実務で使うためにおさえておくべき基礎を分かりやすく解説します。事前知識は前提としませんので、所属部門を問わず、特にERMを基礎から学びたい方を中心に多くの皆様のご参加をお待ちしております。
【お申込みについて】
研修窓口でおとりまとめをしていらっしゃる場合は、貴社社内掲示板(教育・研修関連)等をご確認の上、 貴社のお申込み方法に従ってください。
住 所: 東京都千代田区神田淡路町2-9
最寄り駅: JR 御茶ノ水駅 聖橋口 徒歩5分
東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅 B2出口 徒歩5分
東京メトロ丸の内線 淡路町駅 A5出口 徒歩5分
都営新宿線 小川町駅 A5出口 徒歩5分
*正面玄関のシャッターが下りた後(18:30以降)は右手奥の通用門をご利用下さい。損保会館に入館の際は、社員証または本募集要項をご提示下さい。
【講義項目】
初日(10/2)
1.保険会社におけるERMとは?
2.ERMの重要性
3.ERMとリスク計測
2日目(10/9)
1.ERMに係るフレームワークの概要及び解説(ERM評価)
2.ERMの最新動向
3.ERMの将来展望
【講師紹介】
有限責任監査法人トーマツ ファイナンシャルインダストリー
日本アクチュアリー会正会員、日本証券アナリスト協会検定会員
御子神 弘久(みこがみ ひろひさ)氏
略 歴
国内および外国損害保険会社における保険数理、経理、資産運用、リスク管理、保険計理人等の業務に加え、コンサルティング会社および再保険ブローカーにおける保険数理アドバイスなどの幅広い業務経験を経て、2016年有限責任監査法人トーマツに入社。現在は保険会社の監査支援、保険計理人関連業務、IFRS関連業務のほか、商品開発、保険事業参入支援、保険会社価値評価、保険負債ポートフォリオ評価、統合リスク管理高度化支援などのアドバイザリー業務に従事。
有限責任監査法人トーマツ ファイナンシャルインダストリー
西本 幸弘(にしもと ゆきひろ)氏
略 歴
大手監査法人にて、大手生命保険会社、銀行、大手一般事業会社の会計監査に従事した後、2007年に有限責任監査法人トーマツに入所。同監査法人にて保険会社のリスク管理高度化、デリバティブ及びリスクの評価及び評価モデルの検証、銀行における内部モデル高度化支援、IFRS導入に向けた支援等のコンサルティング業務に従事。2013年1月より金融庁監督局保険課において統合リスク管理専門官として、資産運用高度化、ERM高度化、経済価値ベースの規制検討等の職務に従事し、2018年1月より同監査法人へ再就職。
【その他】
・お申込み後の取消については、開講日の前日までに損保総研へご連絡下さい。当日のご欠席はキャンセル料として受講料の全額をご請求申し上げます。
・定員は設けておりませんが、受講希望者が僅少の講座については開講を見合わせることがあります。
・講演中の録音、録画は固くお断りいたします。
・事前アンケートは、講座内容の充実に向けて講師の参考資料としますのでご協力をお願いいたします。
「アンケートWeb回答用」よりご回答ください。
http://www.sonposoken.or.jp/node_60/2__1