管理職のためのERM講座 2022年版

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管理職のためのERM講座 2022年版  
2022年4月収録
開講日:毎月2回 1日または15日 1カ月間配信
開講日は申込日の直近の1日または15日となります。
(各回の内容は同じです)
申込締切日:開講2営業日前
講 師:有限責任監査法人トーマツ プロフェッショナル 後藤 茂之 氏
¥9,900

 「社会のリスクを積極的に引き受け、リスク管理を強化して、収益性を確保する」という保険会社のビジネスモデルにとって、ERM(Enterprise Risk Management)は不可欠な経営管理手法といえます。かつてERMは経営企画部門やリスク管理部門など特定の部門との結びつきが強い時期もありましたが、保険ERMが定着した今、営業部門・損害部門など、あらゆる保険業務との関連が深くなってきています。

  また、最近の社会・経済環境に目を転じますと、サイバーリスク、気候変動リスク、感染症リスクといった新たな脅威が登場しています。このような「リスク社会」の高まりは、保険会社の提供するリスクソリューションサービスへの期待をますます強くしているものと感じます。

 しかしながら、新たなリスクは不確実性が高く、経験知も十分蓄積されていない状況から、ERMをさらに強化していかなければならないのも事実といえます。

 本講座は、保険会社の管理職を対象に、このような経営環境の変化を踏まえ、改めて保険ERMの基本をレビューし、実務的応用力を構築していくことを目的としています。今後の新たなリスクへのアプローチを考える上においても最適な講座と考えますので、幅広い部門の管理職の皆様の受講を強くお勧めいたします。


または
講座概要

講座概要

開講日 毎月2回 1日または15日 1カ月間配信
開講日は申込日の直近の1日または15日となります。
(各回の内容は同じです)
申込締切日:開講2営業日前
講師 有限責任監査法人トーマツ プロフェッショナル 後藤 茂之 氏
追加情報

収録時間:170分

【講義項目】

第Ⅰ章 保険の仕組みとリスクプールによる管理
 1.リスクと保険制度 
 2.リスクの経済的処理方法としての保険 
 3.リスクポートフォリオ管理の適切性 
第Ⅱ章 保険ERMの概要
 1.ERMの必要性と金融危機を教訓にした強化
 2.リスクの統合管理 
 3.リスク、リターン、資本の総合的管理
 4.経済価値ベースの深化とERM 
第Ⅲ章 今後の経営環境の変化とERM強化
 1.グローバルリスクの変化とERM強化
 2.気候変動とリスクの変化
 3.不確実性の拡大と動態的ERMの強化


申込締切日:開講2営業日前
配信期間:1か月間

講師紹介

講師紹介

有限会社監査法人トーマツ
プロフェッショナル
後藤 茂之 氏

略 歴
損害保険会社及び保険持株会社にて、企画部長、リスク管理部長を歴任。
損保・生保における経営管理、合併・経営統合、日米保険交渉、海外M&A、保険グローバルERMの構築などに従事。
現在 トーマツにて、規制、ERMプラクティスの動向のレビューとともに、ガバナンス、規制対応、ERMのERM高度化関連コンサルに従事。

中央大学大学院総合政策研究科博士課程修了。博士(総合政策)
専修大学大学院客員教授、中央大学大学院非常勤講師

おもな著作
『気候変動時代の「経営管理」と「開示」』中央経済社(2022年編著)
『リスク社会の企業倫理』中央経済社(2021年)
『気候変動リスクへの実務対応 ―不確実性をインテグレートする経営改革』 中央経済社(2020年編著)
『ERMは進化する 不確実性への挑戦』中央経済社(2019年)
ERM経営研究会『保険ERMの理論と実践』金融財政事情研究会(2015年、第3章共同執筆

Insurance ERM for New Generations, The Geneva Association, Insurance and Finance Newsletter No.13 February 2014などへ執筆。
IAIS、Geneva Association、IIF、EAIC、Risk Japan、Asia General Insurance Executive Forum, East Asia Pacific Insurance Forum等のERM関連パネルに参加。