- 概要
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詳細
<インタビュー>
企業品質を競争力として永続的に発展する世界トップ水準の保険金融グループを目指して
ゲスト 三井住友海上グループホールディングス株式会社
三井住友海上火災保険株式会社
取締役社長 江頭 敏明 氏
インタビュアー 中央大学法科大学院教授・東京大学名誉教授 落合 誠一 氏
進行役 (財)損害保険事業総合研究所 専務理事 濱 筆治<研究論文>
人身傷害補償保険と請求権代位
早稲田大学名誉教授 鈴木 辰紀
目次
Ⅰ はしがき
Ⅱ 保険者の請求権代位の意義
Ⅲ ①限度説、②比例説、③差額説(損害額超過主義説・被保険者優先説)
Ⅳ 人身傷害補償保険はなぜ誕生したか
Ⅴ 人傷に保険者の請求権代位はあり得るか
Ⅵ 人傷約款規定に問題はないか
Ⅶ 「人傷基準差額説」は妥当か
Ⅷ 結び
わが国損害保険会社のコーポレート・ガバナンス-非常勤取締役と社外取締役の比較を通しての一考察-
名古屋大学大学院経済学研究科特別研究員(キタン研究員) 冨村 圭
目次
1.はじめに
2. 社外取締役の機能に関する理論的・実証的先行研究のレビュー
3.非常勤取締役と社外取締役の平均人数と属性、年齢の推移
4.モデルと分析結果
4.1. 非常勤取締役・社外取締役が安全性指標に与える影響
4.2. 非常勤取締役・社外取締役が収益性指標に与える影響
5.結語
D&O保険における請求事故方式
一橋大学商学研究科ジュニアフェロー 博士(商学) 内藤 和美
目次
1.はじめに
2.D&O保険における保険事故
(1)責任保険における保険事故
(2)D&O保険における保険事故
3.D&O保険約款における請求事故方式
(1)請求事故方式における遡及的担保と将来的担保
(2)米国における請求事故方式
(3) ドイツにおける請求事故方式
(4)小括
4.日本のD&O保険約款における請求事故方式との比較
<研究ノート>
リスク情報の開示に関する日米比較― ERMの視点から ―
AIG株式会社 加藤 晃
目次
要約
はじめに
1.リスク情報の開示制度
(1) 米国のリスク情報開示制度
(2) 日本のリスク情報開示制度
3.リスク情報開示の日米比較
(1) 方法論の概要
(2) 定性的リスク項目の定量化と分析
(3) 米国の訴訟状況
3.リスクの捉え方とリスクマネジメント体制
(1) リスクの捉え方について
(2) リスクマネジメント体制とリスクIR
損害保険募集における「重要事項説明」「適合性」「募集人の身分開示」に関する検討-ドイツ改正保険契約法(VVG)とも比較して-
東京海上日動火災保険株式会社 浅湫 聖志
目次
はじめに
1.損害保険募集の現状と課題
(1) 損害保険募集の現状について
(2) 重要事項説明(契約概要・注意喚起情報)における現状と課題
(3) 適合性の原則(顧客意向確認)における現状と課題
(4) 募集人の身分開示における現状と課題
2.ドイツ改正保険契約法のもとでの募集面の各種義務と実態
(1) 保険契約者への情報提供義務
(2) 保険契約者への助言義務
(3) 募集人教育
3.よりよい損害保険募集に向けた提案
(1) 保険契約者への情報提供のあり方
(2) ニーズに合った商品を提供できる仕組み
(3) 募集人の身分開示と乗合代理店の規制について
(4)その他の論点について
4.おわりに
<講演録>
保険法制定の総括と重要解釈問題(損保版)
東京大学教授 山下 友信
内容
1 改正作業過程の概観
2 改正することの理由
3 保険法部会の審議
4 若干の具体的問題についての回顧
(1)告知義務と因果関係不存在特則
(2)危険の増加
(3)重大事由解除
(4)保険金の支払時期
(5)責任保険と被害者の先取特権
(6)傷害疾病保険契約と被保険者の同意
(7)不採用となった保険契約当事者双方の信義則
5 重要な解釈問題
(1)危険の増加
(2)重大事由解除
(3)保険契約の解除の効力
(4)超過保険
(5)企業リスクの保険についての片面的強行規定性の提供除外
(6)傷害保険契約における偶然性の主張立証責任
6 保険法の意義とこれからの保険法制
(1)保険法の比較法的位置づけ
(2)保険法と保険業法の2本立て法制と問題点
(3)約款認可制の今後
<判例評釈>
税理士職業賠償責任保険において、約款改定前に生じた税制選択上の過失について、更新契約に係る税理士特約条項5条2項が適用され保険者の免責が認められた事例
大阪大学大学院高等司法研究科教授 山下 典孝
<判例研究会>
自損事故により運転者が車外に避難した際に後続車両によってれき過され死亡した場合における搭乗者傷害保険金(死亡保険金)請求の可否
愛知学院大学法学部教授 山野 嘉朗
自動車事故被害者の自賠責保険者に対する直接請求権と,社会保険者が被害者に医療給付したことにより代位取得した直接請求権が競合した場合の優劣
香川大学法学部教授 肥塚 肇雄
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発刊日 2009/05/25 編著者 (税込・送料無料)
損害保険事業総合研究所サイズ A5判 ページ数 No