損害保険研究 第64巻第4号<在庫なし>

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損害保険研究 第64巻第4号<在庫なし>
(税込・送料無料)

損害保険事業総合研究所
2003年2月発刊
¥1,650
損保総研では、研究者と実務家の執筆による損害保険とその関連分野に関する研究・調査発表の専門誌として、本誌を年4回(5月、8月、11月、2月)発行しています。本誌は、本邦唯一の損害保険に関する理論および実務の専門誌であり、学術的にも高い評価をいただいております。
概要

詳細

<掲載論文>

(1)『後遺障害に対する労働能力喪失率―日韓の自賠責保険の比較を中心として―』

早稲田大学商学部助教授  李 洪茂

目次

Ⅰ.問題の所在
Ⅱ.後遺障害の支払基準
 1.慰謝料
 2.逸失利益
 3.介護費用
Ⅲ.韓国における労働能力喪失率
 1.国内法律
 2.A.M.A評価基準
 3.マク・プライド式
Ⅳ.日本における労働能力喪失率
Ⅴ.結び

(2)『ヨーク・アントワープ規則における代換費用に関する規定の再検討』

元東京海上火災保険株式会社  中西 正和

目次

Ⅰ はしがき
 1 本稿の目的
 2 共同安全主義の虚像と実像
Ⅱ 代換費用に関する規定の変遷
 1 J.D.Wilsonの意見
 2 YAR1890
 3 YAR1924
 4 YAR1950
 5 YAR1974
 6 YAR1994
Ⅲ 代換費用の総則的規定F条―Lowndes=Rudolf12版の理論とその適用
 1 追加費用の理論
 2 追加費用の具体的事例
Ⅳ 不分離条約―Abt Rasha号事件(2000年)を素材に―
 1 不分離条約の導入(G条3項、4項およびⅩⅦ条4項)
 2 Abt Rasha号における不分離条約
 3 不分離条約の機能と問題点
Ⅴ むすび

(3)『システム関連のリスクプロファイルの変貌に応じた金融機関におけるリスクマネジメントのイノベーション』

日本銀行  樋渡 淳二

目次

はしがき
1. 金融機関におけるシステム関連のリスクプロファイルの変貌
 (1)コンピュ―タ・システム依存度の高まりと業務継続計画の必要性
 (2)クローズド・ネットワークからオープン・ネットワークへの移行
 (3)戦略的な金融機関の再編成
2. 米国におけるテロ事件・システム障害・情報セキュリティ問題からの教訓とイノベーションの方向性
 (1)米国の同時多発テロ事件の教訓
 (2)米国におけるコンピュ―タセキュリティ侵害の実情
 (3)過去における代表的コンピュ―タ・システム障害とその教訓
3. リスクマネジメント高度化の全体的枠組みの中での位置付け
 (1)オペレーショナル・リスクの分散型管理から横断的管理への移行
 (2)個別リスク管理から統合リスクへの移行
 (3)緊急時等必要に応じたリスク管理から継続的なリスク管理への移行
おわりに

(4)『自動車保険マーケットにおける消費者の購買行動についての一考察』

あいおい損害保険株式会社  鎌田 浩

目次

はじめに
Ⅰ.消費者の購買行動の特徴
Ⅱ.消費者の購買行動のタイポロジーと未熟性―アンケート調査結果から―
Ⅲ.提言
さいごに

(4)『新保険判例の動向(火災・自動車保険関係)(平成15年2月)』

保険判例研究会

<研究ノート>

(5)『自賠法の改正と自賠責保険の変容』

(財)損害保険事業総合研究所  佐野 誠

目次

1.はじめに
2.自賠法の改正
 (1)政府再保険の廃止
 (2)支払の適正化のための監督制度
 (3)その他
3.支払基準の拘束力
 (1)支払基準の置付け
 (2)従来の解釈
 (3)改正法における解釈
4.自賠責保険の変容
 (1)実損填補方式と準定額支払方式
 (2)賠償責任保険としての機能
5.具体的事案に与える影響
 (1)被害者の直接請求権と損害賠償請求権
 (2)自賠責保険における遅延損害金
6.変容の評価
 (1)制度の簡明性、整合性、合法性
 (2)損害額の定額化・定型化
 (3)自賠責保険のノーフォルト保険化・傷害保険化
7.おわりに

<判例研究>

他車運転危険担保特約3条1項の「自ら運転者として運転中」

上智大学名誉教授  石田 満

PL保険における被保険者の破産と保険金請求権の帰属

上智大学法学部教授  甘利 公人

運転供用者責任と他人生の証明責任

武蔵野女子大学教授  福田 弥夫

自賠責保険によって損害の一部が填補された場合の遅延損害金

損害保険料率算出機構  木下 広秋

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発刊日 2003/02/25
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損害保険事業総合研究所
サイズ A5判
ページ数 No