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EUのソルベンシーⅡと保険会社のERM
-内部モデル基準が実務に与えるインパクト-
(財)損害保険事業総合研究所
ご高承のとおり、2009年4月22日に、EU議会において、ソルベンシーⅡの枠組指令案が採択されました。このあと、細則案の採択等を経て、2012年までにEU各国に導入される予定です。
ソルベンシーⅡの先進的な特徴としては、まず、「経済価値ベースの資産・負債の評価」をあげることができます。これは、IASB(国際会計基準審議会) が検討中の保険負債の時価評価を先取りしたものであり、画期的な前進といえます。また、もうひとつの先進的な特徴として、「ソルベンシー必要資本 (SCR)の計算における内部モデルの許容」をあげることができます。これは、標準フォーミュラに替えて、保険会社が社内で使用しているリスクモデル(内 部モデル)によってSCRを計算することを許容するもので、ソルベンシー規制とERMが内部モデルという概念によって一体化するという意味で、やはり画期 的な前進といえます。ただし、内部モデルの使用が承認されるためには種々の要件(内部モデル基準)が課されており、EUの保険会社にとって大きなチャレン ジとなっております。
こうした動向等を踏まえて、欧米の保険会社は、内部モデルの強化を加速しておりますが、わが国の保険会社としても、対応に着手する必要が生じてき ております。本講座の後半では、CROフォーラムによるサーベイ結果を使用して欧米の保険会社の内部モデルの現状を概観するとともに、わが国保険会社の ERMにおける課題について考えてみたいと思います。
経営企画部門、リスク管理部門の皆様を始めとして、財務部門、商品部門、経理部門等から、多数のご参加をお待ちしております。
| 講 師 |
東京海上日動火災保険株式会社 リスク管理部 課長 田口 茂 氏
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| 日 時 |
6月10日(水)
18:00〜20:00
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| 会 場 |
損保会館 会議室 千代田区神田淡路町2-9 |
講義項目
1.EUソルベンシーⅡの概要
2.EUソルベンシーⅡにおける内部モデル基準
3.欧米保険会社における内部モデルの現状
4.わが国保険会社のERMにおける課題
受講料
¥7,200(税、資料代込み)
講師紹介
田口 茂 氏 東京海上日動火災保険株式会社 リスク管理部 課長
日本アクチュアリー会正会員
略 歴
1989年 東京大学大学院工学系研究科修了、
東京海上火災保険(現東京海上日動火災保険)入社
現在に至る
主な著書・論文等
「保険の国際会計基準と損害保険負債の時価評価」(共著)
『アクチュアリージャーナル』14(48) 日本アクチュアリー会(2003年)
「保険業における数理技術の発展」
『保険進化と保険事業』第10章 慶應義塾大学出版会(2006年)
「欧州の先進的な保険リスク管理システムに関する研究会報告書」(共著)
金融庁金融研究研修センター(2008年)