傷害保険契約における偶然性の立証責任分配に関する将来展望 ―法制審議会保険法部会・保険法の見直しに関する中間試案を踏まえて―
中京大学法学部 専任講師 土岐 孝宏
目次
Ⅰ.問題の所在
Ⅱ.証明責任規範と証明責任分配
Ⅲ.平成13年4月20日判決における最高裁の判断枠組み
(1)事実および判旨
(2)係争約款の内容及び最高裁の判断枠組みについて
Ⅳ.法制審議会保険法部会「保険法の見直しに関する中間試案」の規律
(1)傷害疾病保険契約法の新設について ―はじめに―
(2)傷害保険における偶然性の立証責任に関する中間試案の規律
Ⅴ.新法の影響(平成13年判決が新法施行後に有する意義について)
(1)はじめに
(2)平成13年判決の解釈の変更可能性について
(3)消費者契約法の適用と平成13年判決
(4)小括
Ⅵ.立法論的検討
(1)中間試案に対する評価
(2)法規の性質はどうあるべきか